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肛門科

肛門が腫れている

肛門が腫れて悩んでいませんか?場所が場所だけに、病院に行くのは恥ずかしいとそのままになっているかもしれません。
ですが、肛門の腫れる病気は痔以外にもいろいろな病気があって、重大な疾患である可能性もあります。また、適切な治療を受けないと悪化してしまう場合もあります。ここでは、肛門が腫れる病気について解説していきます。自分の症状と比べて参考にして、肛門科を受診するきっかけにしてください。

血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)

急に腫れる外痔核の代表が血栓性外痔核です。
便秘や下痢、立ちっぱなしや座りっぱなし、冷え、重いものを持つ、飲酒などをきっかけに、急激に肛門縁付近の血液の流れが悪くなり、流れなくなった血液がその血管の中で固まって「血栓」となってしまった状態です。触ってみると、肛門付近にコリコリした固い腫れがあります。
外から見た肛門の辺りは、皮膚の下にある血管の集まっているところに、血液がたくさん入って膨れているので、手でさわるとそこが腫れて出っ張っているように感じます。内痔核の脱出との大きな違いは、内痔核の表面が「直腸粘膜」であるのに対し、外痔核は表面が「皮膚」であること。

【対処法:血行をよくする】
横になる時間を増やし、お風呂にゆっくり入ってよく温まり、血流が良くなる環境を作ってあげましょう。肛門の痛みのピークは2~3日で、だんだん痛みはひいてきます。原因は血栓ですから放っておいても自然に吸収されて数週間から1ヶ月で治ってしまいます。坐薬を肛門に挿入すると刺激でかえって痛みが強くなったり腫れあがったりすることもありますので、肛門座薬を使用するならば腫れているところに刺激しないようにそーっと鎮痛作用のある軟膏を塗るのが良いでしょう。 もちろん、薬を使わなくても治ります。必ず必要なものではないです。

肛門周囲膿瘍(けっせんせいがいじかく)

肛門周囲の皮膚にできる通常の毛嚢炎です。毛嚢炎とは細菌感染症の一種。肛門にある毛嚢(毛根を包んでいるところ)に炎症が起こり腫れ、毛穴の場所が赤くなります。肛門に傷がある場合や清潔な状態ではない場合などに細菌に感染しやすくなって起こります。肛囲毛嚢炎は、膿を排出し、痛みのある小さなしこり(腫れ)ができることから、膿のトンネルができる痔ろうの症状によく似ています。

【対処法:切開して膿を出す】
肛門が腫れた状態でまだ膿が出てきていなければ局所麻酔をして切開します。膿が出れば劇的に楽になるケースも多く、膿が出なくても痛みは軽減することが多いです。切開をしたところは消毒したり軟膏をつけたりはしません。 せっかく「膿の逃げ道」を作ってあげたのに、そこがふさがってしまうとまた中で膿がたまります。 ですから切開したあとは、そのまま何もせず様子をみます。自然に破れて膿が出て腫れが収まった場合でも、肛門科の専門医を受診された方が良いでしょう。 十分に排膿出来ていなければ切開が必要な場合もあります。

クローン病

クローン病とは小腸及び大腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍ができ肛門が腫れる等の原因不明の炎症性疾患です。食事成分、異物、病原体などの侵入とそれに対する免疫系の異常な反応が原因と考えられています。
症状としては腹痛や下痢、血便、体重減少などです。口から肛門に至るまでの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍、腫れが生じますが、小腸の末端部に病変が生じることが多く、非連続性の病変(病変と病変の間に正常部分が存在すること)が特徴です。

【対処法:生活状態の改善や薬物療法】
肛門が腫れる原因の一つである、クローン病には根本的な治療法はありません。
しかし、患者さん自身がクローン病を正しく理解して、治療を受ければ緩解状態を維持していくことが可能です。そのためには、生活状態や食事などに注意し、薬物療法や外科療法を組み合わせて、炎症や腫れの再燃・再発を予防することが重要です。
治療の基本は、肛門を含めた腸管の炎症や腫れを抑えて症状を和らげるための薬物療法であり、時に栄養状態を良くするための栄養補給を組み合わせた治療が行われます。腸閉塞や穿孔、大量出血などがあらわれた場合には手術が行われます。

便秘・出血など、なかなか言えないおしりの悩み小さな疑問から私たちと一緒に考えていきましょう

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