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大腸CTC検査

CTC検査(CT Colonography)

当クリニックでは平成25年5月より最新型16列CT装置Alexion(東芝製)が稼働を始めました。この装置は最大で16断面を同時撮影することが出来るもので、短時間に広い範囲を細かく撮影可能となります。
中でも、新しい大腸がんスクリーニング法としてCTコロノグラフィー(CTC)が注目を集めています。
CTCの検査方法は、通常の大腸内視鏡検査と同じ前処置をし、便などの大腸内容物を排出した後、大腸内に空気を注入し大腸を充分に伸展させてから通常のCT検査(腹臥位・背臥位2回撮影)を行い、撮影された画像をコンピューター処理することにより、大腸を様々な角度から観察する検査です。

メリット
・検査が短時間で終了し、苦痛がほとんどない
・大腸狭窄があるなど内視鏡挿入が困難な場合も検査が行なえる
・臨床上問題とされる6mm以上のポリープの診断能が確立されている
・大腸穿孔や出血などが起こることがほとんどない
・他の臓器の情報が得られる
デメリット
・病変の色や固さの情報が得られない
・組織検査ができない
・検査時の治療ができない
・前処置がうまくできていない場合には、正確な検査が困難